ITエンジニアはやめとけ、という言葉を未経験の人は鵜呑みにしないように!

解説
Aさん

ITエンジニアになるのはやめとけって言われてるけど、それって本当・・・?

Bさん

未経験の人はどうやってITエンジニアになればいいんだろう?

びのびの
びのびの

実際のところは人によって向き不向きがある業種なので、ちゃんと吟味した上で転職するのがいいです

ITエンジニアと聞いて、あなたはどんな印象を持つでしょうか?
・24時間365日、深夜や休日でもお構いなしに呼び出しを受けて対応
・納期が近づいてくると終電まで働いたり、サービス残業は当たり前
・難しそうなプログラムコードをひたすら書いている
僕はITエンジニアになる前、上記のような噂を耳にしたことがありました。
びのびの
びのびの

とんでもないドス黒やないか!(笑

今思うとそんな脅し文句は極端な例だという事が分かってはいるのですが、未経験の方は実際に体験したことが無いので不安に思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、実際に現役エンジニアとして働いている僕が「ITエンジニアになるのはやめとけ」と言われる根拠と、結局どうすればいいの?という事について解説していきます。

ITエンジニアになるのはやめとけと言われる根拠

びのびの
びのびの

深堀すれば色々な理由があると思いますが、他業種と比べて決定的に違うのは以下だと思っています。

結論から先にお伝えしますね。
ずばり、
・働く現場やプロジェクトによって労働環境がバラバラ
・仕事内容に対して適性による差が大きいので、不向きな人にとってはかなり厳しい
・ITエンジニアはネットリテラシーが高いため、他業種に比べてネガティブな投稿が出回りがち
といった理由からだと思っています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

働く現場やプロジェクトによって労働環境がバラバラ

びのびの
びのびの

聞いたことがある方がいるかもしれませんが、IT業界では「案件ガチャ」という言葉があったりします。

まず理由の一つとして、IT業界は他業界と違って会社によって得意な分野や業務内容が全然違うという事です。
システム開発が得意な会社だったり、はたまたサーバの運用や管理が得意だったり。
びのびの
びのびの

ものを作るのが得意か、出来上がったものを管理するのが得意か、みたいなイメージでOKです。

どちらが厳しい環境か一概には言えないですが、業務内容が他業界に比べて多岐に渡る、というのがポイントですね。
また、もう一つの理由として、同じ会社の中でもプロジェクトのリーダーとなる人の指揮能力や管理能力がチームの労働環境に高い割合で影響してくるという傾向があります。
なぜかというと、プロジェクトに対する人の分配や仕事のさせ方などは主にリーダーに決定権があるからです。
なので、言い方は良くないかもしれませんが、管理能力があまり高くない人がリーダーになっているとどんな仕事でも炎上するレベルで影響力が大きかったりしますね。
びのびの
びのびの

優秀なメンバーが集まっていても、リーダーがひどいとなぜか仕事が終わりません・・・(経験済)

他の業界だと主に会社の運営体制によって労働環境が決まることがほとんどですが、IT業界は会社の運営に加えて、リーダーの指揮能力という2つの観点があるため、
【A社】ホワイトな会社に優秀なリーダー
【B社】ブラックな会社だけど優秀なリーダー
【C社】ホワイトな会社だけどリーダーが微妙
【D社】ブラックな会社だしリーダーも微妙
上記のような感じで、良い環境に恵まれるととても働きやすいのですが、下振れした時のカオス具合は目も当てられなくなります・・・
「(とてつもないブラックだから)ITエンジニアはやめとけ」と言っている方は恐らくD社で働いたことがある方なのではないでしょうか。

仕事内容に対して適性による差が大きいので、不向きな人にとってはかなり厳しい

びのびの
びのびの

得意不得意はあれど、例えばサービス業はまだある程度仕事が出来たりしますよね。

これに関しては、実は下記の参考記事を読んでいただければ何となくお分かりになるかもしれません。
どういうことかというと、ITエンジニアという職業は適性がある方は仕事をスムーズにこなし、どんどん成長することが出来るので、
Aさん
Aさん

ITエンジニアになってよかった!

と、思う事でしょう。
逆に、あまり適性が無いと思われる方は仕事がとてもつらく感じ、また成長も感じられないため、
Bさん
Bさん

ITエンジニアになんてならなければよかった・・・

こういった後悔をするのかもしれません。
例えば、飲食店で働いている方は接客をすることがあると思いますが、接客にはマニュアルなどの教育資料もあって、基本的には誰でも一定水準のレベルの仕事をこなすことが出来ます。
ただ、IT系の仕事については、マニュアルなどで定形化できない仕事というものが多く存在しているため、苦手な人にとってはそもそもどうすればいいのか分からず何も出来ない、という状況が起こりうるのです。
分からないがために場合によっては完全に手が止まったりして、怒られて、その場は何とかなったとしても、次また壁にぶつかった時にどうしようもなくて途方に暮れる、といった悪循環に陥りやすいです。
そういった方が「(向いてない人はついていけないから)ITエンジニアはやめとけ」と警告して下さっているのだと思いますよ。

ITエンジニアはネットリテラシーが高いため、他業種に比べてネガティブな投稿が出回りがち

びのびの
びのびの

シンプルな理由ですが、これも結構大きいです。

ITエンジニアになる人は総じて他の人よりネットに関するリテラシーが高いので、インターネット上に自分の気持ちを書き込んだり、愚痴を言ったりすることが多いです。
他の業種の人に比べると、ストレスを吐き出す場所が周りの知人だけでなく、ネット上の誰か、もしくはTwitterなどのつぶやきなどになっているなと感じていますね。
実際、僕の周りの友人には運用業で働いていたり、先生などの教育業に従事していたりするのですが、SNSをそもそもやっていない、やっていても愚痴などのつぶやきがほとんどない、などです。
直接に会って話を聞いてみると、
びのびの
びのびの

今月はちょっと忙しくて、月の残業が40時間になってしまって大変だったよ~

Aさん
友人O君

それはなかなか大変だったね・・・

びのびの
びのびの
前月との落差もあって余計きつく感じたね~
ちなみにO君は今月どれくらいだったの?
先生だとやっぱり大変そうだけど
Aさん
友人O君

ん~、毎月残業時間は最低50~60時間くらいあるかも。

びのびの
びのびの
いやいや、ちょっと待って(笑
それはアウトだし、40時間できついって言ってた僕どうなるんだ(笑
てかめちゃめちゃ大変じゃん!
詳しく話聞かせてよ!
Aさん
友人O君

いや~、実はかくかくしかじか・・・

こういった会話から、O君が溜まっていたストレスのガス抜きや悩み相談に協力する流れになったりしました。
ネットの口コミとかSNSに書き込みをする人ってなんだかんだITエンジニアとか、ネットに詳しい人たちなんだな、というのを感じましたね。
IT業界に限らず、とてつもなく大変な環境で働いている人たちはどんな業種にも存在します。
ただ、それが表面化しやすいのが、リテラシーが高いITエンジニアの人という訳です。
「ITエンジニアはやめとけ」とネットで言われている裏で、「先生はやめとけ」「運送業はやめとけ」「営業はやめとけ」といった様々な口コミがリアルで行われていると考えてもあながち間違っていないと思います。

結局、ITエンジニアはやめた方がいいの?

びのびの
びのびの

今までのお話を聞いて、あなたはどう思いましたか?

ITエンジニアになるのをやめた方がいいと思われる根拠を紹介しましたが、この時点で実際転職はするべきかどうか分からない方もいるかもしれません。
IT業界未経験の方なら尚更不安だと思います。
ただ、そこで僕が思う結論としては最初に書いた通り、人によって向き不向きがある業種なので、ちゃんとあなた自身でITエンジニアについて吟味して、あなた自身で決めてみてください、という事です。
何事にも言えることではあるのですが、挑戦してみないと自分にとって合っているかそうでないかというのは分かりません。
なので、ITエンジニアについて興味を持ったとしたら、先ほどお伝えした下記の参考記事などを参考にして
Bさん
あなた

自分は向いているかもしれないから転職してみよう!

と思い切ってやってみるのがいいです。
ネットに出回っている情報を鵜吞みにしてやらないより、いっそ思い切ってやってみましょう。
僕自身、前職の頃からITエンジニアに対するネガティブな情報を聞いていましたが、自分には向いているかも、と思う部分もあったので転職しました。
結果、転職してよかったと思っています。
そういった、良い要素と悪い要素を総合的に考えて決断をすることを出来るようにしていくと、チャンスをものにできることもあるんだよ、という事を最後にお伝えしておきますね。
びのびの
びのびの

説教臭くなってしまって申し訳ないのですが、僕が思う本心ですのでお伝えさせていただきました。

びのびの
びのびの
今回の記事は以上です。
読んでいただきありがとうございました!

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